openSIPSの変数
公式ドキュメントの中身を要約して書いていきます。
変数は4種類の観点から分類できます。
- 変数の視認性(スコープのこと?)
- 変数が何にくっついているのか
- 読み書き可能かどうか
- どれだけの複数の値を持つか(同じ変数として処理)
変数は$記号がついているため、一発で識別可能です。
擬似変数の構文
$(
name
必須項目です。擬似変数の名前(種類)です。
subname
指定された型の特定の擬似変数の識別子です。例えば$hdr(From)であれば、hdrという種類の擬似変数のうちFromが参照されるし、$avp(i:25)であればAVPの整数型25が参照されます。
index
配列の要素の番号です。0から始まる整数値です。
ただし、負の値を与えることもでき、-1は配列の最後尾、-2はさらにその前を意味します。
transformation
擬似変数を加工することができます。様々な処理が用意されており、例えば文字数を数えるものやURIからホスト部を取り出すものがあります。
加工した結果は別の処理の入力として利用でき、処理を数珠つなぎにすることができます。
context
擬似変数が評価されるコンテクストを指定することができます。今のところreplyとrequestが存在しています。